まずは金! ・・そして「金融相場」?
先週はFEDも量的緩和入りで、日・英・スイスに次いで米もジャブジャブ「通貨安競争」入り、というのがテーマでした。ジャブジャブだけに株にはいいはずです、セオリーでは。
ちなみに豪と欧だけがまだゼロ金利にも至らず、金融政策の余地を残していますが、豪は3%超のところにありながら利下げを休止する慎重ぶり、寄り合い世帯である欧は週末のFinancial Timesで書かれているようにECB自体には国債買い入れ等をする原資を持たないので、通貨高の可能性が依然として高くあります。(もっとも短期的には先週のオーバーシュートのより戻しでドル高に戻すかもしれませんが。)
まあともかく。主役は金!
サブプライムの空売りで大成功したNYのイベント・ドリブン型ヘッジファンドのPaulsonがAnglo Goldの大株主になったことが週末報じられましたが、ともかく各国で自国通貨の価値を下げようとしているのですから、ここは金。今度こそ1000ドル越えか?という期待が高まります。1500ドルだとか言っているブローカーもいる程です。。
株も為替と同じで、短期的には急すぎた「ベア・マーケット・ラリー」のより戻しで早くも下げ局面に入るかもしれません。これからのニュースフローは、AIG等のボーナスもらいすぎ批判と、こういった金融機関への政府の救済策(←ABS買取りのTALFが強化されたり、おそらくBad Bank構想のたたき台となりそうなものが作られたりする模様)、米銀のストレステスト(←10年前の日本の銀行の不良債権の査定と同じ)といった金融不安系のイベントと、4月以降の決算・業績予想という景気の"Realty Check"系。あまりいい方向に行きそうには見えないわけですが、織り込まれている「期待」は相当に低いので、サプライズの方向次第で上へも下へもブレやすいマーケットになってきます。
株が上がるとしたら、古典的な例ではまずは「金融相場」(≠ 実態で買う「業績相場」)ですから、ジャブジャブを背景にまずは金など貴金属、それから金融株、もしかしたらインターネット株などが上がる展開になるかもしれません。そういうときは業績が悪くとも、ネガティブ・サプライズさえなければ十分。資本査定が終わって資本注入が要らない・又は注入まで済ませた銀行株や保険株が魅力・・・とくに含み損が許される個人投資家にはチャンスとなります。
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