先日の「二重の手」で指値がひっかかりまして、おかげさまで10月24日の底値でそこそこ買えました(20日と合わせて運用資産の1割分ほど)。さて、一度利食いましょうかどうか。。
さて、表題。「日本人でよかった!」ことと言えば、普段はどこの国の入国審査もすんなり通れることですが、今回は不良債権処理の経験がまだ新しいだけに、今後のシナリオを描きやすいことがあります。もちろん問題の根深さは違いますが(同じバランスシート不況でもアセットの相互連鎖、プライシング不透明感が違う)、流れを把握していることは強いのではないかと思います。欧米でもジム・ロジャーズがテレビのインタビューで「時間に任せるしかない」と日本の経験を引き合いにコメントしてたり、FTのウェブ版では竹中さんが「解決策を知っている人」として動画で出ておられます(←もし会員専用だったらゴメンナサイ)。
別に日本が不良債権問題の解決に成功したと言えるのか(犠牲大きすぎ/時間かかりすぎ)、日本の経験がそのまま使えるのかは疑問符のつくところですが、とにかく今後の流れは類推しやすい。すなわち・・・
「不振金融機関の国有化/資本注入 → いよいよ不景気 → ジャブジャブ金融政策 → 不況ゆえに金融不安再燃 → 資本注入第二幕 → 出尽くし感か何かの偶然で「ベアマーケットラリー」 → と思いきや景気指標も若干の改善を見せ始め事後的には「金融緩和の効果で景気底打ち」という判断 → いつの間にかブルマーケット」
今は「いよいよ不景気」ぐらいは織り込まれているんでしょうかね。昨日の激悪化ISMへの市場の反応を見るとそうかもなと思います。もっともマーケットは中期的には順バリなので、まだ景気と一緒に落ちる可能性が高めだと判断しますが。そして、「ジャブジャブ金融政策」はどこも1%の短期金利でも足りなくなって日銀がしたように「量的緩和」を他に手がないから打つ訳です。これはコンフィデンスの問題なので、やっても意味がないけど(←いわゆるケインズの「流動性の罠」)やらないと政府の本気度を信じてもらえないのでやらないといけない。
その辺が本当の大底になりましょうか。・・とすると、想定は2年ぐらいかけて大型の Head & Shoulder(逆三尊)チャートを描くイメージ(あくまでメインシナリオとしては)。ただ、あまりに下げがきつかったので下値更新はなく、むしろ三角持ち合いでレンジを詰めつつエネルギーを貯めていくかもしれません。ま、ともかくパニックや悲観の底で買うスタンスの継続です。
要するに悪化の方向ながらジグザクの大きい、中期的にボラティリティーの高い展開を想定していますので、損切りにしても買い付けにしても急がず、値段にセンシティブに行っていいのでは、と見てます。これは為替で大損している人も同じ。