もうはまだなり
いやあ、リーマンどころかメリルが買収、モルスタもその噂と金融恐慌真っ盛りであります。
ピンチはチャンスでありますので、特に含み損が気にならない個人投資家には買い場?・・との気も致します。いろんな人が似たようなことを言っていますが、たとえば手元の名著・チャールズ・エリス「敗者のゲーム ー なぜ資産運用に勝てないのか」から引用しますと、「過去75年間の株式リターンのほとんど大部分は、上昇率ベスト7%の月に達成されている」「投資家は『稲妻の輝く瞬間』に市場に居合わせなければならない」とのことで、要は目先の上げ下げに踊らされずに長期投資をしましょう、という話であります。
たしかにこの下げはそそる。「株式の平均リータンは年率10%」だとかよく言いますし。しかし・・・そのブレは上下30%ぐらいあるもので、しかも長ーい歴史の中では下方30%のブレが2−3年続いたってちっとも珍しくなんかない。
実際、99年のITバブルの後の3年間(00−02年)、MSCIワールド指数は14%、18%、21%の下落ですから(TOPIXは26%、20%、18%の下落)。翻って今回は07年と08年のこれまでで、MSCIワールドが7%上昇と25%下落、TOPIXが12%下落と26%下落。いやぁ、まだまだ調整が甘いですなぁ。
(参考:過去20年の平均リターンはMSCIワールドで6%(年末ベース)、2標準偏差が34%。TOPIXは平均リターン−1%と2標準偏差50%。)
バリュエーション的には安いは安いですが、もっと安くもなり得ます。NYダウのPBRなんていまだに3倍以上だし。。バリュエーションなんてものは、いいときと悪いときで3倍は振幅しますから。
・・・などと言って、自分のPersonal Accountでの買いたい意欲を(← もちろん保有を少し増やすってだけの話ですが、それすらも)押しとどめています。しょせん確率論なので、「振り返ってみればここが底だった」ってこともあり得るわけですが、まあ、自分のやり方を押し通すとすると、ここでバーゲンハンティング(押し目買い)はないかな、と。
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