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2008年7月の記事

2008-07-25

金持ち父さん

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サブプライムでどうなっちゃったかな、とふと思い出しました。

「金持ち父さん」に関わらず、この類の本の多くは不動産投資に積極的です。銀行はカネを貸してくれるし、金利は税額控除、しかもアメリカでは少なくとも住宅価格なんて上がって当然だった。2001年の不況のときでも(指数で)10%程度の軽微な調整。

昔アメリカにいた頃に恥ずかしくも買い込んだ「金持ち父さん」シリーズ(←本屋に山積みになっていたものです)のいくつかを読み返すと、たしかに90年代後半に出した元祖「金持ち父さん」では少なくとも借金してのマイホーム取得は戒めています。キャッシュフローやバランスシートの管理を一般アメリカ人に分かりやすく解いた功績は立派。でも、2000年代に入ってからの著作では段々と不動産強気バイアスが。。

どうも実例等を読んでいると「結局は不動産の値上がり益じゃん」みたいな印象を持ったものです。また「自分のスモールビジネスを持つ」のが王道とされていますが、これも景気が悪いと話が違って来るはず。

そりゃあ、やがて景気は持ち直すかもしれませんが、日本みたいな国で一度破産をしてしまったら、同じサクセスストーリーを歩み直すことはできないでしょうね。やっぱり、ある特定の期間の特定の国(=グリーンスパン議長下のアメリカ)での成功例があんまり一般化して受け取られるのは不健全だと思う訳です。キヨサキ氏も住宅バブル崩壊後の今ならきっと違った風に本を書いたでしょう?

・・というわけで本の紹介をしたくなりました:「まぐれ ー 投資家はなぜ運を実力と勘違いするか」と "Black Swan"(新刊のため未邦訳)。「これまでそんな例はなかった」ことが、より長い歴史では案外珍しい事象ではなかったことや、予想されていなかっただけに起きたときのインパクトが余計に大きくなる、という話。すごい本です。おもしろいですよお。

「9・11なんて予測できなかったでしょ? 僕たち人間には未来のことなんてちっとも分からないんだよ」という話なんかも入ってます。考えさせられるところ大、です。

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2008-07-13

なつやすみ

フレディーやファニーの行方が気になりますが、フランスをドライブしてきます。

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2008-07-05

相場観アップデート

カンタンに相場ですが、コンセンサス通りとは言え、ECB利上げ(3日)で「通貨高競争」をかいま見た感じがしますね。何気にスウェーデンなども同日に利上げしています。来週はバーナンキのスピーチ(8日)やBOEのミーティング(10日)がありますが、住宅バブル崩壊で利上げ余地の小さいこの米英が何と言ってくるか、このあたり注目です。

通貨は豪ドルとユーロでしょうかね。円は安くなる流れにあるとは思いますが、インフレ耐久力を理由に相対的に人気が出てくる(←目下の日本株の「相対的な」好調もポイントはそこ)と外人投資家のインフローが国内個人投資家の円売りを上回るリスクはあります(=円高リスク)。

株は一通り下げ過ぎましたし、Citi、UBS、メリルの追加損失の話も出尽くし感が出てきたので、あとは米国を中心とした企業業績(8日にいつも先鋒のアルコアから開始)等でポジティブサプライズがいくつか続けば(あくまで仮定の話)、とりあえず買い戻しで1−2ヶ月、指数で10−15%(個別で上がるものは大型株でも30%)ぐらいの上昇相場に転じる可能性はあるかと思います。「株は歴史的に見て最高のインフレヘッジ」だとか大義名分はいくらでも作れます。物色はそのサプライズニュースが何かによって変わりましょうが、単なる買い戻しという意味では金融株に妙味がある気はします。サミットもあるし代替エネルギー関連も上がって欲しいものですが。

ここまで下げると長期投資の好機でもありますが、まだ時期尚早でしょう。割安というだけで虎の子のおカネを突っ込んではいけません。バリュエーションというものは高いときと安いときで3倍は違います。この3倍の振幅はぶっちゃけセンチメントです。

ちなみに短期の株高の条件の一つはおそらくドルの回復であって、その意味でユーロや豪ドルが強いという見方とは矛盾します。トレンドはもちろん後者なわけですが、もし株が上がるとすれば「反トレンド」の動きが短期で起こるでしょう、という見立てです。

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